- 起業について調べると『マーケティング』という言葉がよく出てくる
- そもそもマーケティングってなに?
- 集客とマーケティングって一緒じゃないの?
インターネット起業について調べると、ついて回ってくる『マーケティング』という言葉。”マーケティング戦略”なんて言われてしまうと、もう難しくてなんだか聞く気も起きません(笑)
しかしネットを使って在宅起業がしたいと思った時には、WEBマーケティングの概念をしっかりと理解しておく必要があります。そのため本記事では、『マーケティング』とは何か?についてやさしく解説していきます。
結論から言うと、『マーケティング』=集客から売上作りまでのプロセス全体を指します。私は最初、マーケティングって集客のことでしょ?と思っていたので、これを知った時は目から鱗の情報でした。
この記事を読むことによって、あなたはWEBにおける『マーケティング』の概念を完全に理解し、起業の門を開くことができます。絶対に押さえておきたい内容なので、ぜひ最後まで読んで、頭に浸透させてください。
マーケティングとは

集客〜売上作りまでのプロセス
冒頭にお伝えしたように、以前の私は、『マーケティング』=集客のことだと思っていました。しかし実際の『マーケティング』とは、集客〜売上作りまでのプロセス全体を指す言葉なのです。
もっと簡単にお伝えすると、
- 商品の企画・設計
- 集客
- 販売(売上が立つ)
の流れのことを言います。「え、これって全部じゃん」と思われたあなた、正解です!世の中にあるビジネスの90%は、ほぼマーケティングの要素で構築されています。
なので『マーケティング』を勉強するということは、ビジネスそのものに強くなる、と言っても過言ではありません。でも不思議なことに、日本は諸外国に比べると、『マーケティング』について勉強する人が少ないよう…。
基本的な勉強をおろそかにした人が、突然ビジネスに挑戦して苦しむのは、当たり前の姿なのかもしれません。私を含めこれを読んでいるあなたがそうならないように、本記事の内容はしっかり押さえておきましょう。
営業活動をゼロにするのがゴール
そんなビジネスの根幹である『マーケティング』。これを極めていった先には、一体どんなゴールが待ち受けているのでしょうか?『マーケティング』の神様として有名な、かのピーター・ドラッカーはこのように述べています。
マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ。
つまり、営業活動をゼロにしても、勝手に商品が売れていく状態がゴールだと言っているのです。
私は初めてこの言葉を聞いた時、「営業活動ゼロで売れていくなんて、そんな都合の良い話ある?」と思いました。でもよくよく考えると、私自身が全く営業もされてないのに、利用している商品やサービスがあることに気づいたのです。
営業せずに売れるパターン

元々欲しいと思っている人を見つけて届ける
営業せずに売れている商品・サービスには、大きく分けて2つのパターンがあります。その一つ目が「元々欲しいと思っている人を見つけて商品を届ける」です。
インターネットが生まれる前までは、この”見つける”という作業がすごく大変だったのですが、今はネットの力で、欲しいと思っている人が勝手に集まる状態さえ作ってしまえば、あとは勝手にバンバン売れていきます。
例えば身近な例で言うと、GoogleやYahooで検索する人を想像してください。その人はもう既に何か欲しいから、何か解決したい課題があるから、検索窓を開いているのです。なにもこちらから、「Googleで検索してください」と声掛けしたわけではありませんよね。
検索している人に、その人が求めている商品を届けるというのが、WEBマーケティングの基礎中の基礎になります。
- 既に欲しいと思っている人をWEB上で集める
- その人たちに欲しい商品を提示する
- 勝手に売れる
だからWEBって、簡単に売れているように見えるんです。WEBを理解していない方達は、「とりあえずネットに出せば売れるんでしょ」と、何か魔法のようなイメージを持っていたりします。
でもそのカラクリは、欲しい人に欲しいものを届けるという基礎知識があり、なおかつ裏で技術的・戦略的な仕組みづくりがコツコツされているからこそ、勝手に売れていくわけです。
興味はあるけど欲しいとまでは思っていない
もう一つのパターンは、「興味はあるけどまだ欲しいとまでは思っていない」という方達をWEB上で集めて、その方達が欲しくなるように教育を施すことで、売り込みをしなくても売れる状態を実現する方法です。
私は普段の生活の中で、あれ欲しいな〜、こんなものがあったら便利だな〜、これ面白そうだな〜、と考えることが沢山あります。でもそれを全部買っていたら、自己破産の一途をたどることになりますよね(笑)
実はこの「興味はあるけど買わない」層の人が、かなり多く存在しています。人は色んな理由から行動することをやめているのですが、じゃあこの理由をあなたが理解してしまえば、それが欲しくなるように教育をすることは簡単なのです。
必要性 + 緊急性で行動する
では買わない理由の正体は何なのでしょうか?人間が行動する原理を分解していくと、必要性と緊急性がセットになった時に購入していることがわかっています。逆に言うと、この2つが揃っていない状態では行動されないという事。
例えばあなたが朝目覚めると、子どもがぐったりしています。熱を測ってみたら39.5度。顔は真っ赤で、呼吸もゼーゼー苦しそうです。そんな状態を目の当たりにしたら、あなたはどう行動しますか?
私であれば、Googleマップの検索窓に【小児科】と入れて検索し、距離が近いところから順に電話をかけていきます。これは、必要性と緊急性がセットになっているため、病院の方から営業されていなくても、自らサービスを利用しにいっている状態です。
つまり人は、必要性と緊急性がセットになった時、なんの躊躇もなく行動を促されるのです。ビジネスにおいては、その人が気づいていない必要性と緊急性を揃えて、こちらから提供(教育)してあげるという動きが重要になってきます。
なぜ人は緊急性がないと行動できないのか

全てにホメオスタシスが働く
では何故人は、必要性だけでは行動できないのでしょうか。
あなたは、ホメオスタシスという言葉を聞いたことがありますか?ホメオスタシスとは、日本語で[恒常性]と言います。恒常性を簡単に言うと、現状維持をしようとする性質のことです。
ホメオスタシスの効果は強力です。行動すれば明らかに自分の人生が好転するとわかっていても、様々なやらない理由がどんどん出てきてなかなか行動に移せない。そんな経験が、あなたにも思い当たりませんか。
- ダイエットしたいけど、運動したくない。
- 良い成績を取りたいけど、勉強したくない。
- あの人と付き合いたいけど、想いを伝えられない。
これを商品に置き換えると、めちゃくちゃ面白いんですよ。私を例に出すと、17年前から欲しいと思っているシャンプーがあるのですが、それは1本3000円もするんです。高校生だった当時の私にはとても手が出ませんでした。
しかし大人になった今なら買えるはずなんです。そのシャンプーは17年経った今も、一部の人たちから絶大な人気を誇っています。それを使えば、カラーで傷んだ私の髪もきっとサラツヤになるとわかっているのに…どうしても購入ボタンが押せない(笑)
その商品を持っていないから買いたいと思っているのに、新しい行動・変化のすぐそばにはホメオスタシスが控えていて、持っていない状態を維持させようとしてくるのです。ホメオスタシスに負けていられないので、きっと今日中にボタンを押してみせます…!
ホメオスタシスは放っておくと、何年も何十年もあなたを束縛します。世の中でうまくいっていない人というのは、このホメオスタシスの呪縛に気付いておらず、「自分の気合いが足りないんだ」なんて自分を責めて自爆していたりします。
ホメオスタシスについてもう少しお話ししている記事もあるので、以下に掲載しておきますね。

ホメオスタシスをも取っ払う緊急性
もうわかっていただいたと思いますが、かなり強力なホメオスタシスを取っ払うには、緊急性しかないのです。つまり「そんなこと言ってる場合じゃない!」となると、ホメオスタシスは弱っていきます。
きっと私だって、「来月いっぱいで販売終了」となれば、例のシャンプーを迷わず買うことでしょう(笑)
まとめると、元々興味(必要性)がある方に向けて、今買うべき緊急性を届けることを意識する。そうすることで、営業活動をなくしていく=正しくマーケティングが使えている状態になっていくのです。
おわりに

マーケティングを学び、正しく使っていくことで「買ってください」なんて言う必要はなくなります。売り込みのための追客電話もしなくていい。ちゃんと仕組みづくりさせされていれば、勝手にバンバン売れていくのです。
マーケティングとは、集客から売り上げまでのプロセス全体のこと。またマーケティングのゴールは、営業活動をゼロにすること。これを自由自在にできるようになれば、あなたは子どもとの時間を犠牲にせずに済みます。子どもに思う存分、色んな経験・チャレンジをさせてあげられるのです。
シングルマザーだからこそ起業を考えているあなたを、私は同じ立場から歓迎します。あなたが今起業の門を開き始めたことを祝って。一緒に頑張っていきましょうね^^♪
おわり