この記事で解決できる悩み
- ギブすれば成功するって本当?
- ギブをしてもしても成功に近づけないのはなぜ?
- ギブするほどのものがない…どうしたら人にギブできる?
筆者と記事の信頼性

本記事では、ギブして成功する人・しない人の違いを解説。ギバーになるには5分間の親切を心がけるについてお伝えします。
結論から言うと、長期的にはギバー(与える人)の方がテイカー(奪う人)より成功します。
ただし成功できない自己犠牲型のギバーにならないよう、与え方・与える人を間違えない見極めが大切です。
世の中には3種類の人がいる

人は、与える人・奪う人・バランスを取るの三種類に分けられると言われています。
まずはそれぞれがどのような行動をするのか、解説していきます。
1.テイカー

もらってばかりの人、奪う人のこと。
この人は、いつも誰かに何かしてもらおうと考えており、常に多くを受け取ろうと行動する性質があります。
自分がより有益になるように持っていき、相手が望んでいることよりも自分の利益を優先していくタイプ。
テイカーの人は、世の中を『競争社会』として見ていることが多いのも特徴です。
2.ギバー

与える人、差し出す人のこと。
他者を中心に捉え、相手が何を求めているかを注意深く考えるタイプ。
与えることに対し、見返りを期待することもなく、手を差し伸べる『奉仕の人』です。
3.マッチャー

損得のバランスを取る人のこと。
与えられたら与えられただけお返しするし、攻撃されれば攻撃しかえす。
ギバーとテイカーのちょうど中間で、常に公平という観念に基づいて行動しています。
与えられなければ与えないし、何かをしてもらったら恩を返すというタイプで、自らの行動から損益が出ないようにと自己防衛しています。
テイカー / ギバー / マッチャーの割合

一般的にそれぞれの割合は、
テイカー19% / ギバー25% / マッチャー56%
と言われており、マッチャーが一番多く、テイカーが一番少ないです。
常にどれかに属しているわけではなく、誰だって生きていれば、与えてもらったり、こちらから提供したりしますよね。
それも、家族・友達・職場などなど…その時の状況や環境によっても、自分の立ち位置が変わってくると思います。
だから自分や相手が、テイカーなのか、ギバーなのか、マッチャーなのか、簡単に判別することはできません。
その人のベースが、人に与える人なのか、もらう人なのか?
よく観察しなければわからないのです。
誰が一番得するのか?

「ギブしているのに、まったく報われない…なぜ?」
この章では、そんな疑問がすぐに解決されます。
これを読むだけで、成功できないギバーから卒業したも同然です。
それぞれの職種で最低の成績を出してる人とは?

弁護士・会社員・学生などなど…様々な職種の人を対象に、最低の成績を出している人を調査しました。
意外なことに、どの職種でも関係なく、ギバー(与える人)が一番成績が悪いという結果が出ています。
その理由は、見返り以上の仕事をしていたから。
例えば、
- 緊急の頼まれごと
- 都合が悪いこと
- 他人がすべきこと
について、『YESマン』になってなんでも引き受けてしまっているというのです。
どの職種でも最高の成績を出している人とは?

そして不思議なことに、最高位もギバーでした。
ではなぜ同じギバーなのに、最下位・最高位と差が出るのでしょうか?
ギブする相手がテイカーだった場合
自覚があるか否かは別として、テイカーはいつも奪ったり依存する相手を探しており、『やってもらって当たり前』という精神の持ち主です。
そんなテイカーを相手にギブをしても、
- ラッキー、じゃあこれもお願いしよ。
- もっともっと、まだ足りないよ〜!
- え、この前してくれたのに今回はないの?
と搾取されるだけされて、終わってしまいます。
自己犠牲型のギバーは成功できない
つまり、テイカーに対してギブしていても、自分がどんどん疲弊してしまうだけで、一向に報われない。。。
これが、成績が悪いギバーの特徴です。
あなたはそんな、自己犠牲型のギバーになっていませんか?
以下の項目に一つでも当てはまったら、要注意!
あなたの行動を振り返ってみて、当てはまるものがあれば、それに抵抗してみましょう。
嫌な仕事ばっかり引き受けさせられてる
なんだかんだ都合よく使われてる
頑張れば頑張るほどボロボロになっていく
自己犠牲型ギバー、お母さんやりがち説
自分でも思うのですが、お母さんたちって、自己犠牲型ギバーになりがちな気が…(笑)
子どものため!と言って、一生懸命できること引き受けたり…
困っている子をみると放って置けなかったり…
頼られたら「なんとかしてあげよう」って思ってしまいませんか?
自分の子どもに対しては、それでいいと思います。
でもそれが癖づいてしまって、他の子どもや家庭、ひいては職場などでもやってしまわないようにしてくださいね。
そんなことしなくたって、あなたは既に十分やってるし、価値ある存在です。
成功するギバーとは?

成功するギバーに共通する、『パイ(市場)を大きくする』と言う考えがいったいなんなのか、解説していきます。
小学生でも理解できる内容なので、サクッと読み進めてください。
他人のことも考える + 自分のことも大事にする
さて、成功しているギバーとは、どういう人なのでしょうか。
結論から言うと、成功型ギバーは『パイを大きくする』という考えに基づいて行動できる人のことです。
つまり、10を取り合うのではなくて、互いの協力のもと、20・30と大きくする思考です。
ケーキで例えるとわかりやすいと思います。
直径15センチのホールケーキを4人で分けるのと、直径20センチのホールケーキを4人で分けるのとでは、一人分の取り分が変わりますよね。
これが、パイ(市場)を増やすという考え方です。
既にあるところで取り合うと争いになりますが、パイを増やすことができればWIN:WINではないでしょうか。
常にそんな提案ができる人こそが、成功型ギバーなのです。
「あの人のためなら」と言われる人になるコツ
成功型ギバーの人は、総じて人望が厚い印象があります。
本人がいないところでも、「あの人のためならこれくらいやりたい」と言われている人っていますよね?
そういった人の特徴をまとめてみたので、あなたがすぐ取り入れられそうなことは、今日から実践してみましょう!
- 相手の仕事ぶりに文句を言わない、何かあってもあとは自分で責任を持つ
- 支払いをとにかく早くする
- コミュニケーションコストを極力かけない
- 知識をたくさん与える=トータルで得させる
ギバーになるとテイカーが寄ってくる
ビジネスで成功したい人はみんな、最終的にギバーを目指していると思います。
しかしギブを実践していると、テイカーがハイエナのように寄ってくるのです。
テイカーのギバー探知能力はめちゃくちゃ高く、詐欺師のように近寄ってきます。
そんなテイカーには気をつけなければなりません。
一方でマッチャーは、ギブすればするだけ必ず返してくれる人です。
こちらがギブし続けることで、相手もギブ仕返してくれるので、良いエネルギー循環が生まれます。
ギバーが相手にすべきは、同じギバーとマッチャーのみ。
良い循環を生み出すことで、パイをどんどん大きくしていきましょう!
誰でも人にGIVEできる!5分間の親切

お金やスキルがなくてもギブする方法
「それならギバーになりたい!でも、私に与えられるものなんてない…」と思っていませんか?
私も以前は
「与えたいのは山々だけど、与えるほどのスキルもない」
「結局ギブできるのは、お金に余裕のある人だけでしょ」
なんてスレた考えを持っていました(笑)
しかし与えるものは、お金やスキルじゃなくてもいいのです。
それが、『5分間の親切』を心がけること。
例えば、
- 人の間を取り持つ
- 知識を共有する
- 率直な意見を言う
- 人に認められていない頑張り屋さんを見つけて褒める
などなど。
これならお金も時間もかからないし、特別なスキルも必要ないですよね✨
成功しているギバーの特徴
ここまでのギバーの特徴をまとめると…

与え上手なため、金銭や労力をかけなくても、相手に喜ばれるのです。
そのため、自己犠牲にもなりません。
わらしべ長者理論で考えると、交換するのはモノじゃなくてもいいんですね。
こう見ると、お金があるからギバーになれるわけではなく、ギバーだからお金が入ってくるのだなと納得できます。
テイカーの末路

テイカーはテイカーになってることに気づかない
一方でテイカーは、与えることを知りません。
テイカーは誰かに依存したり、常にクレクレ君になっていることに自覚がないのです。
「このぐらい答えてよ」「このぐらい良いでしょ」
と、相手にかかる時間や労力を軽視した考えを持っています。
そして何かしてもらった時は、感謝より先に「ラッキー!得しちゃった」と自分の損得について考えます。
言葉で書くとわかりやすくても、テイカーがテイカーと自覚するのは至難の業です。
もらうことばかり考え続けると沈む
テイカーは貰えない人に興味がない
テイカーは自分でどうにかしようという気がない
頼れるのは搾取できる自己犠牲型のギバーだけ
自分で考える前に「あの人ならなんとかしてくれる」と想像する
マッチャーはもちろんテイカーに見向きもしないし、成功型ギバーもテイカーを寄せ付けません。
頼れるのは自己犠牲型ギバーだけですが、自己犠牲型ギバーにだって限界があります。
テイカーは最終的に、沈没するしかなのです。
そしてその段階ではもう、誰も助けてくれません。
テイカーはどうやって見分けたらいいのか?

人当たりの良し悪しで決めない(経験値必須)
あなたがギバーになろうとするとき、必ずテイカーが寄ってきます。
しかしテイカーとは、できるだけ関わりたくないですよね。
テイカーを見極めるには経験値が必要です。
まずはその人の価値観や言葉尻から、察していく練習をしましょう。
特に人当たりの良いギバーや、人当たりの悪いテイカーはわかりやすいです。
しかし人当たりの悪いギバーや、人当たりの良いテイカーもいるので注意してください。
受けは悪いけど与える精神の人。ぶっきらぼうな気質が多い。組織では低評価受けやすく、ちょっとかわいそう。
ズバリ詐欺師タイプの人。自分の立ち位置がわかってくると、上には媚びて下は見下す。寄生するために第一印象はいいので要注意。
他にも、テイカーを見分けるスキルが身に付く本をご紹介しておきますね。

まとめ:一番成功するのはギバー、ただし自己犠牲型のギバーにならないように注意!

- ギバー / マッチャー / テイカー、3種類の人がいる
- 長期的にはギバーが成功する
- 自己犠牲型になってはいけない
- テイカーを避けよう
- 自分も大切に
- パイを広げる提案を考え続ける
成功している方は口を揃えて、「他者の成功を手伝うことが成功への近道」だと言っています。
これを機にギバーへ転生し、あなたの成功を叶えていきましょう!
最後までご覧くださりありがとうございました。
おわり