- 仕事つらい、辞めたい
- インフルエンサーが羨ましい
- 仕事辞めて好きなことで成功してやる!
ユーチューバーやスポーツ選手など、『好き』の延長線上に活躍しているような人をみると、好きでもない仕事を我慢して続けている自分が、なんだか悲しく思えることはありませんか?
推定年俸85億円と言われる野球の大谷翔平選手など…比べるのもおこがましいほどですが、なぜか自分の子どもには『そうなって欲しい』と期待してしまったり。
日本人はどこかで、好きなことに熱中して続けていけば、いつかそれが認められ、『好きなことで稼ぐ』ことができるようになると、無条件に信じている人が多いように感じます。
でもそれは、かなり危険な思い込みです。
そこで本記事では、『好きなことで稼ぐ』の本当の意味、『得意の発見方法』について、やさしく解説していきます。
結論から言うと、成功するためには『好きなこと』ではなく『得意なこと』を深めて、それを武器に稼ぐ必要があります。
- 勢いだけで人生を棒に振るような行動を取らなくて済むようになる
- 今のあなたのどこに注力すれば理想の人生が手に入るのかわかるようになる
それでは本題にいきましょう。
『好きなことで稼ぐ』を真に受けて人生を棒に振る人続出な件

好きなことだけで稼げたら苦労しない
- “最初から”好きなことだけやると失敗する
- 稼ぎ出す前からかかるコストが大量にある
- 計画性がないと、理想と現実のギャップで苦しむ
早速、「そんなことわかってるよ」というお声が聞こえてくるようですが(笑)まずは基本からお伝えさせてください。
ご存知の通り、好きなことだけでは稼げないし、好きなことだけやって生きていくなんてことは、この地球に生まれた以上難しいことです。
もう少し厳密に言うと、”最初から”好きなことだけで稼ごうとすると失敗します。
なぜなら、どれだけ好きなことと言えど、その周辺に付随する業務が必ず出てくるから。
例えば、メイク動画系ユーチューバーを想像してみてください。
元々メイクが好きで、最初は「どうせ毎日メイクするなら、動画に撮ってみんなに教えてあげよう!」と思い、YouTubeを始めたかもしれません。
でもそれで稼ぐとなると、いろいろ揃えなければならない物や事がありますよね。
- 撮影機材の調達
- 動画の上手な撮り方学習
- 動画編集作業
- (自分の趣味と関係なく)新作レビュー等
これらを最初は、全部一人で行わなければならないのです。
ある程度収益化ができれば、動画編集を誰かに依頼したり、化粧品会社の方からレビューを依頼されて、無料で商品提供されるようになるかもしれません。
ですが一番難しいのは、全くのゼロから1を積み上げることであり、大抵その1を積み上げる前に、「こんなことがしたいんじゃない」とか「想像と違った」とか、さまざまな感情が湧き上がってきて、辞めてしまう方が多いのではないでしょうか?
よく、「好きを職業にすると嫌いになる」と言いますが、まさにこういった現象が起きているからだと思います。
好きなことはコロコロ変わる
- 今好きなことは未来の好きなことと違う
- 変わっていくことが正常
“今”好きなことが”生涯”続くことって、少なくないですか?
物心ついた時から今まで、一貫して好きで好きでたまらないものって、私にはありません。
そりゃ年齢や経験値が上がれば、物の見方も変わって当然ですよね。
嫌いだったものが好きになったり、好きでハマっていたことに興味がなくなったり…これって数年・数ヶ月単位でも起こりうることです。
そう、好きなことって当たり前に、コロコロ変わるんです。
好きなことじゃなくて、なりたい姿に向かう
- 今好きなことではなく、将来の理想像に向けて行動する
- 漠然と「〇〇になりたい」は目標ではなく希望的観測
今好きだと思っていることは、数ヶ月後に変わっている可能性があるのに、それで成功しようとするのって、やっぱり危険だと思いませんか。
だから私のお勧めは、今の好きなことを見るのではなく、将来どうなりたいのか?という、自分の理想像に向けて、そこに繋がる行動を選択していくことです。
例えば私の場合、2025年に月額30〜70万ほどかかる、セブ島ホテル親子留学に行く目標があります。
しかしその前に、詐欺被害で抱えた借金1000万(2023年7月現在、返済残高500万強)を、2024年中に完済するという目標もあり…そこから逆算していくと、お勤めで毎月20万円のお給料では全く足りない(笑)
上記目標達成のために、最低でも月100万円は欲しいと考えていて、そうするとこの2023年はマインドやスキルを身につけ、起業に向けた行動を起こす年だということが見えてくるわけです。
で、この三年計画をみた時に、「よし!私はゲームが大好きだから、ゲーム実況で一旗あげるぞ」とはならないじゃないですか。
なんの脈絡もなく、ただ「お金持ちになりたい」「成功したい」と思っている人であればその発想も合点がいきますが、逆にそれで成功できるかな?と疑いも生まれます。
まずはあなたが何故、なんのために稼ぎたいと思っているのかを明確にしないと、『好きなことで稼ぐ』を真に受けて人生を棒に振ってしまうかもしれません。
なりたい姿に向けた方法は好きなことじゃなくていい
- 目標達成は旅行と同じ
- 目標達成のために手段は問わない、とすると、選択肢が広がる
- 好きで稼いでる人は、好きで稼ごうと思っていない人
理想像や目標設定というのは、よく旅行に例えられます。
ただ漠然と「旅行したい!」と言っているだけでは、目的地がわからないので、いつ・なにで・どのように・どれくらいで行けるのかがわかりません。
でももし「来年の夏休みに、お盆は避けて、子どもと二人で一週間北海道旅行に行きたい」という具体的な目標があれば、
- そもそもなにで行く?→飛行機・船・車・ヒッチハイクetc…
- 日付はいつにする?→飛行機の最安値を今から調べてみる
- お金はどれくらいかかる?→飛行機と宿泊施設、やりたいアクティビティを決める
といった具体案を調べたり、実際に予約したりできるのです。
さて、この旅行の例と同じように、あなたの理想像をはっきりさせたところで、次はそこに向かう方法を考えなければいけません。
ここでやりがちなのが、『好きなことで稼ぐ』を選んで失敗することなのですが、実際にはもっと沢山の選択肢があるはずなのです。
旅行でいえば、飛行機なのか、船なのか、車なのか、自転車なのか、ヒッチハイクなのか…といったように。
ぶっちゃけ、その目標や理想像さえ達成できれば、手段はなんでもいいはずです。
ただ選ぶ手段によって、そこに到達するのにかかる時間や労力、お金が変わってくるだけの話だと私は思っています。
そして、大義名分は後からついてきます。
崇高な理念を掲げないと、起業しちゃいけないわけではありませんし、まずはあなた自身が満たされることから始めてもいいのです。
ちなみに、本当に好きなことで稼げてる人って、多分ですが…目標や理想が先にあったわけじゃないのではと私は考察しています。
どういうことかというと、
ただ好きでやり続けていた、楽しくて仕方なかった。
自分にはそれしかないと思っていたし、ただその好きなことを上手になりたいと思いながらやってきたら、それでトップになることがいつしか夢になった。
一歩一歩階段を登っていたら、気づけば結構上の方にいて、ありがたいことにそれでお金が入ってくるようになった。
って感じじゃないですか。
野球の大谷翔平さんとか、将棋の藤井聡太さんとか、そういうタイプの人。
現時点で、好きなことで稼げてないということは、そういうタイプの人じゃないから稼げてないんじゃないでしょうか…私も含めて。
そういう人が賞賛されやすい世の中だから、自分もそうなりたい!子どもにもそうなって欲しい!と思っているのかもしれませんが、33歳の私が今そうなれていないなら、私にはその道じゃない道があるんだなと思うのです。
大丈夫、別に好きなことで必死にならなくてもいいんですよ^^♩
『好きなこと』じゃなく『得意なこと』で稼ぐ方法

1.あなたの得意を見極める
- 好きと得意の違いは、意識しているかしてないか
- 得意がない人は存在しない
好きと得意って、似ているようで違います。
好きなことって意識的にわかるものですが、得意なことって自分ではあまりわからなくて、無意識にできちゃうこと。
何故なら得意というのは、自分にとっては簡単にできることで、あまりに当たり前すぎて、そんなことはもちろんみんなもできると思っているから。
例えば私の場合、言葉を紡ぎ出すことや、こうして文章を書くことが得意です。
それに気づかせてもらったのは28歳の時、最初の離婚後に起業して、ブログを書き始めた頃、起業同期の仲間やお客様から、読みやすく引き込まれる文章だと定評をいただいたことがきっかけでした。
でも思い返せば小学生の時から作文とか大好きだったし、小学生の時の夢は詩人で、お菓子の空き箱を本のハードカバー代わりにして、詩集を作っていたほど(笑)
だから本を読むのも大好きだったし、一時期は辞書を読み物にしていました。
でも読むのが得意なわけではありません。
書くために、読んで情報収集していただけです。
この『得意』がない人を、私は見たことが一度もありません。
本人が気づいているか否かは別として、あなたにも絶対に得意なことや分野があります。
2.それ以上無理なところまで細分化する
- 得意なことはまず、狭める、細分化する
- 細分化することで、どこから攻めればいいかわかる
得意なことを見つけたら、すぐにそれを広げようとする人がいます。
趣味ならすぐに広げてもいいですが、得意で稼ぎたい場合は、まずはそれを細分化して、深めていってください。
例えば私の息子は、生き物が大好きで、覚えたりお世話するのが得意です。
生き物について深めようと思った時、生き物ってたくさんすぎて困りますよね。
だからまずは水の中の生き物、陸の生き物どちらが好きか聞きます。
そうすると…
A.「海の生き物の方が好き」
Q.海の生き物の中で、どれが特に好き?
A.「クジラが好き」
Q.クジラの種類はこんなにいるんだって!どれがかっこいいと思う?
A.「マッコウクジラがかっこいい!」
Q.じゃあマッコウクジラについて図書館で本を借りてこようか
A.「うん!」
こんな会話が生まれます。
これは漠然とした『生き物が好き』から、『マッコウクジラについて詳しくなりたい』に誘導した例ですが、こんな風にあなたの得意も細分化して深めることができるのです。
このように、まずは得意を細分化して、1について100%凝縮させることから始めてみてください。
3.細分化してから裾野を広げる
次に細分化した1つの事柄についてしっかり知識を身につけた上で、今度は裾野を広げる作業をします。
先ほどの息子の例を続きで出すと…
- マッコウクジラは歯クジラ類、もう一つヒゲクジラ類というのがいる
- 歯クジラ72種、ヒゲクジラ14種、合計86種いる
- 歯クジラ類にイルカやシャチも分類される
- 体長4m以下はイルカ、それ以上はクジラである
- 体長6〜9mで、体色が白黒の特徴があるものをシャチと言う
というように、マッコウクジラについて詳しく調べた後、その知識を基準に他のクジラ類に広げていくことで、比較対象ができて頭に入りやすいのです。
例えば、あなたがもし「パソコンが得意だし、パソコンで仕事したい」というのであれば、パソコンでできる仕事は何があるのか?その中でもどれに興味を持ったか?をリサーチしてみてください。
- ブロガー
- 動画編集
- WEBマーケター
- ホームページ制作
- 書類作成等、事務代行
などなど、たくさんの職業がヒットすると思います。
例えばWEBマーケターに興味を持ったのであれば、WEBマーケターとは何かを理解するところからがスタートになるのです。
おわりに

いかがでしたか?
本記事では、『好きなことで稼ぐ』の本当の意味、『得意の発見方法』について、やさしく解説してきました。
もうお分かりいただけたと思いますが、あなたが今から成功するためには、『好きなこと』ではなく『得意なこと』を深めて、それを武器に稼ぐ必要があるのです。
私は言葉を紡いだり、文章を書くことが得意というところから、ブログを勉強しました。
その後ブログを活用できるWEBマーケティングの世界で、日々勉強しながら実践し、トライアンドエラーを繰り返している今です。
インターネット界隈での起業は、一年目で年商2000万を叩き出せるくらい(私の実績、過去の栄光😂)、スピード感のある業種です。
2024年に借金の完済、2025年にホテル親子留学を目指す私にとって、チャレンジする土俵としてWEBマーケティング以外に考えられませんでした。
本記事を参考に、これからあなたにとってピッタリな土俵が見つかることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり